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・「オラ、ちゃんと葬ってやれ」な法律
「行旅病人及行旅死亡人取扱法」 明治32年3月28日 
 
 「行旅病人」「行旅死亡人」は聞き慣れない言葉ですが、「行旅」とは「旅をする」という意味ですので、旅先で病気になった者や亡くなった者という意味になります。
 
 つまり、「行旅病人及行旅死亡人取扱法」は、そういう可哀想な人をどう取扱うのか、ていう法律ね。
 
 この法律の7条には「行旅死亡人」に関する市町村の義務が規定されています。
 
第7条
 第1項
 行旅死亡人アルトキハ其ノ所在地市町村ハ其ノ状況相貌(そうぼう)遺留物件其ノ他本人ノ認識ニ必要ナル事項ヲ記録シタル後其ノ死体ノ埋葬又ハ火葬ヲ為スベシ
 
 第2項
 墓地若ハ火葬場ノ管理者ハ本条ノ埋葬又ハ火葬ヲ拒ムコトヲ得ス
 1項にある「相貌(そうぼう)」とは、「顔つき」という意味です。
 つまり、行旅死亡人が発生したとき、市町村は、その状況、顔つき、遺留品などの本人確認に必要な記録をした上で、死体の埋葬あるいは火葬をしなければならないと規定しています。
 ここで、注目すべきは次の2項です。
 
 ははっ、墓地や火葬場の管理者は埋葬や火葬を拒否しちゃイケナイんだ。
 「オラ、ちゃんと葬ってやれ」ってコトだね。
 
 この条文の背景として、「そんな、どこの馬の骨ともつかないヤツはお断りだ」という墓地や火葬場があったということなのでしょうか?