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・はやく公取にゲロ(白状)しちゃいな
「昭和二十二年法律第五十四号(私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律)」 昭和二十二年四月十四日 
 
 「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」には、課徴金に関する規定があります。
 
 長ったらしい名前だけど、よく「独占禁止法」って呼ばれる法律だよね。
 
 そうです。
 独占禁止法の、7条の2には以下のように規定があります。
 
第7条の2
第1項
 事業者が、不当な取引制限又は不当な取引制限に該当する事項を内容とする国際的協定若しくは国際的契約で次の各号のいずれかに該当するものをしたときは、公正取引委員会は、第八章第二節に規定する手続に従い、当該事業者に対し、当該行為の実行としての事業活動を行つた日から当該行為の実行としての事業活動がなくなる日までの期間(中略)における当該商品又は役務の政令で定める方法により算定した売上額(中略)に百分の十(中略)を乗じて得た額に相当する額の課徴金を国庫に納付することを命じなければならない。(後略)
 読みにくい条文ですが、この1項では事業者が条文に規定をする違反行為をした場合、その事業で得た商品や売上額に応じて課徴金を国に納めなければならないと規定されています。
 
 悪いコトをしてゲットした中から一部が没収されちゃうんだね。どんな悪いコトが規定されているの?
 
 しばしばマスコミで話題になる「談合
」 などが規定されています。
 そして、7条の2第7項には、例外的に課徴金を支払わなくともよい場合が規定されています。
 
第7条の2
第7項
 公正取引委員会は、第一項の規定により課徴金を納付すべき事業者が次の各号のいずれにも該当する場合には、同項の規定にかかわらず、当該事業者に対し、課徴金の納付を命じないものとする。
 
 第1号
 公正取引委員会規則で定めるところにより、単独で、当該違反行為をした事業者のうち最初に公正取引委員会に当該違反行為に係る事実の報告及び資料の提出を行つた者(中略)であること。(後略)
 この規定により、事業者が単独で最初に公正取引委員会に報告と資料の提出をしたときは、課徴金納付の命令がされないことになります。
 
 つまり「私の会社はダンゴウをしていました、スミマセン」って、最初に白状したら課徴金が免除されるんだ。
 
 二番目、三番目に申し出た事業者についての規定もあります。
 
第7条の2
第8項
 第一項の場合において、公正取引委員会は、当該事業者が第一号及び第三号に該当するときは同項又は第四項から第六項までの規定により計算した課徴金の額に百分の五十を乗じて得た額を、第二号及び第三号に該当するときは第一項又は第四項から第六項までの規定により計算した課徴金の額に百分の三十を乗じて得た額を、それぞれ当該課徴金の額から減額するものとする。
 
 第1号
 公正取引委員会規則で定めるところにより、単独で、当該違反行為をした事業者のうち二番目に公正取引委員会に当該違反行為に係る事実の報告及び資料の提出を行つた者(中略)であること。
 
 第2号
 公正取引委員会規則で定めるところにより、単独で、当該違反行為をした事業者のうち三番目に公正取引委員会に当該違反行為に係る事実の報告及び資料の提出を行つた者(中略)であること。
 うへぇ、難しい条文だね。
 
 ここでは二番目に申し出た事業者は、「百分の五十を乗じて得た額」を課徴金の額から減額すると規定されています。つまり、課徴金が50パーセント引きになるということです。
 三番目についても、同様に課徴金が30パーセント引きになります。
 
 つまり「私は、タンゴウをしていました」っていうのが、早ければ早い程お得なんだ。
 スーパーの特売セールみたいだね。