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・オープンカーに乗っちゃダメ!
「公職選挙法」 昭和25年4月15日
「公職選挙法施行令」 昭和25年4月20日
 
 「公職選挙法」には、候補者の選挙運動に関する規定があります。
 
 投票日が近づくと「○○でございます!○○でございます!」と言いながら、自動車で回るヤツね。
 
 公職選挙法には、その自動車についての規定もあります。
 まず、選挙運動に使用する自動車についての一般的な規定が第141条第1項にあります。そして、第6項に制限の方法のついての規定があります。
 
「公職選挙法」 昭和25年4月15日
 
第141条 (自動車、船舶及び拡声機の使用)
 第6項
 第1項の自動車は、町村の議会の議員又は長の選挙以外の選挙にあつては政令で定める乗用の自動車に、町村の議会の議員又は長の選挙にあつては政令で定める乗用の自動車又は小型貨物自動車(略)に限るものとする。
 ええと、町村の議会の議員又は長の選挙とそれ以下の場合で分けているけど、どっちも「政令」で規定されているんだね。
 
 この第6項を受けて、政令である「公職選挙法施行令」に具体的な規定が設けられています。
 

「公職選挙法施行令」 昭和25年4月20日
 
第109条の3 (選挙運動のために使用できる自動車)
 法第141条第6項に規定する政令で定める乗用の自動車は、次の各号に掲げる選挙の区分に応じ、当該各号に定めるものとする。
 第1号 
 町村の議会の議員又は長の選挙以外の選挙
 次に掲げるもの
 イ 乗車定員10人以下の乗用自動車でロ又はハに該当するもの以外のもの(二輪自動車(側車付のものを含む。次項において同じ。)以外の自動車については、上面、側面又は後面の全部又は一部が構造上開放されているもの及び上面の全部又は一部が構造上開閉できるものを除く。)
 ロ 乗車定員4人以上10人以下の小型自動車(上面、側面又は後面の全部又は一部が構造上開放されているもの及び上面の全部又は一部が構造上開閉できるものを除く。)
 ハ 四線駆動式の自動車で車両重量2トン以下のもの(上面、側面又は後面の全部又は一部が構造上開放されているものを除く。)
 
 第2号 町村の議会の議員又は長の選挙
 前号に定めるもの(小型貨物自動車を除く。)

 読みにくい条文なのですが、ここで注目をしていただきたいのは、第1号のイ、ロ、ハのカッコの中です。
 
 「上面、側面又は後面の全部又は一部が構造上開放されているもの及び上面の全部又は一部が構造上開閉できるものを除く」っていう部分だね。
 これって、なんの自動車のコト?
 
 この自動車は、パレードなどで使用されます。
 
 あっ、オープンカーのことだ!
 
 正解です。条文では「を除く」となっていますから、選挙運動としてオープンカーを使用することはできないということになります。
 しかし、なぜオープンカーを禁止したのかついては分かりませんでした。
 
 沿道から石を投げられても候補者がケガなんかしないように、って理由で規定されたのかもね。