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「変な法律」管理人のある日の日記です
 
 
 
・勝手に報復しちゃダメ!
「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」 平成13年11月30日
 
 この法律の名前にある「特定電気通信役務提供者」とは、インターネットの接続業者のことをいいます。
 このインターネットの接続業者のことを「プロバイダー」ともいいます。
 
 つまり、プロバイダーの責任が制限されたり、プロバイダーが発信者情報を開示するときの法律ってコトね。
 
 そういうことになります。
 発信者情報の開示についての規定が、第4条第1項にあります。
 
第4条 (発信者情報の開示請求等)
 第1項
 特定電気通信による情報の流通によって自己の権利を侵害されたとする者は、次の各号のいずれにも該当するときに限り、当該特定電気通信の用に供される特定電気通信設備を用いる特定電気通信役務提供者(略)に対し、当該開示関係役務提供者が保有する当該権利の侵害に係る発信者情報(氏名、住所その他の侵害情報の発信者の特定に資する情報であって総務省令で定めるものをいう。以下同じ。)の開示を請求することができる。
 非常に読みにくい条文なのですが、インターネット上で権利が侵害された人は、いくつかの条件が満たされる場合、プロバイダーに対して加害者の情報を公開するように請求することができると規定されています。
 
 つまり、インターネットの掲示板にヒドイ事を書かれた人なんかは「書き込みをした人の名前や住所なんかを教えてくれ!」ってプロバイダーに請求できるのね。
 
 この第4条第1項の規定により、情報の開示を受けた被害者に関する規定が第3項にあります。
 
第4条
 第3項
 第一項の規定により発信者情報の開示を受けた者は、当該発信者情報をみだりに用いて、不当に当該発信者の名誉又は生活の平穏を害する行為をしてはならない。
 この規定の「発信者情報」とは、加害者の情報の事をいいます。
 
 ええと、てことは、第1項の規定で加害者の名前や住所の開示をされた人は、その情報を使って加害者の名誉や生活の平穏を害しちゃイケナイって規定なんだ。
 「勝手に報復しちゃダメ!」ってコトね。
 
 たとえ加害者に対したものであっても、正当な手続きを無視して名誉や生活の平穏を害する行為は、当然に刑罰などの対象となります。
 つまり、この条文は念のために規定したということになります。
 
 この法律は「インターネットで被害を受けた人は、頭に血が上って勝手に報復するキケンがある」って考えているんだね。