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「変な法律」管理人のある日の日記です
 
 
 
・代わりに「くじ」引いちゃうよ
「文部科学省著作教科書の出版権等に関する法律」 昭和24年5月31日
 
 この法律には、どの業者に「文部科学省」名義の教科書の出版を許可するかについては、文部科学省が審査をした上で、教科書の製造原価についての入札を行い決定するという規定があります。
 
 つまり、審査に合格した中で、一番低い原価で教科書を出版することができるとした業者が許可されるのね。
 
 入札の結果、最も低い原価をつけた業者が二人以上現れることになったときの規定があるのですが、一瞬「えっ?」と思わされました。
 
第8条 (落札者の決定)
 第1項
 落札となるべき同価の入札をした者が二人以上あるときは、直ちに、くじで落札者を定めなければならない。
 
 第2項
 前項の場合において、当該入札者のうち出席しない者又はくじを引かない者があるときは、入札事務に関係のない官吏をしてこれに代りくじを引かせることができる。
 落札の対象となった業者が二人以上現れることになったときは、第1項の規定により「くじ」で落札者を決めることになります。
 そして、第2項は、落札の対象となった業者が出席していない場合やくじを引かない場合は、入札に関係のない国家公務員にくじを引かせることができると規定しています。
 
 えー、業者じゃなくて公務員が代わりにくじを引くんだ。
 業者がくじを引かない場合はしょうがないと思うけど、出席していない業者には連絡して来るまで待ってくれてもいいんじゃないの?
 
 しかし考えてみれば、誰が引いたとしても、くじに当たる確率は変わらないわけで、なんら問題無いということもできます。
 
 いやでも、自分に関係の無い人が代わりにくじを引くってイヤな気分だよ。自分の運命は自分で決めたいね。
 
 法律の世界には、そのような哲学的な発想はないようです。