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「変な法律」管理人のある日の日記です
 
 
 
・なつかしいコンピュータ
「行政保有個人情報保護法」 昭和63年12月16日 
 
 これは、行政機関の保有する電子計算機処理による個人情報の取扱いに関する基本的事項を定めた法律です。
 
 要するに、役所のコンピュータで個人情報を処理するときの方法を規定しているのね。
 
 この法律には、現在の常識からするとなんのことであるのか非常に理解しにくい言葉があります。
 
第5条 (個人情報の安全確保等)
  第1項
  行政機関が個人情報の電子計算機処理又はせん孔業務その他の情報の入力のための準備作業若しくは磁気テープ等の保管(略)を行うに当たつては、当該行政機関の長(略)は、個人情報の漏えい、滅失、き損の防止その他の個人情報の適切な管理のために必要な措置(略)を講ずるよう努めなければならない。
 この条文で注目していただきたいのは「せん孔業務」という言葉です。
 
 「業務」は分かるけど、「せん孔」って?
 
 「せん孔(穿孔)」とは「穴を開ける」という意味です。つまり「せん孔業務」は「穴を開ける業務」ということになります。
 
 えっ、コンピュータに関する規定でしょ?なんで「穴を開ける業務」が規定されているの?
 
 現在では、コンピュータが情報を処理した結果をディスプレイに表示するというのは当然のことになっています。
 しかし、かつて処理した結果をカードや紙テープに穴を開けることで出力をするコンピュータがありました。
 
 あっ、テレビの古い空想科学番組で見たことあるよ!機械から穴の開いた紙テープがカタカタって出てくるやつだよね。
 
 明治から昭和初期ごろに制定された古い法律にはよく時代錯誤な規定が残っていますが、この法律は昭和63年という比較的新しい法律であるのにもかかわらず時代錯誤な感じがします。