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・なんのための立会人?
「犯罪捜査のための通信傍受に関する法律」 平成11年8月18日 
 
 これは、組織的重大犯罪に関与している犯人の電話等を傍受する際の手続きを規定した法律です。
 
 組織的な犯罪に連絡は不可欠だから、電話を傍受することで犯罪を未然に防ごうというんだね。
 
 しかし、捜査機関による自由な通信の傍受を認めると、憲法で保障された「通信の秘密」を不当に侵害することになります。
 そこで、通信の傍受を必要な範囲に限定するため、傍受の要件、実施の手続等を規定しています。
 この中に、立会人に関する規定があります。
 
第12条 (立会い)
  第1項
  傍受の実施をするときは、通信手段の傍受の実施をする部分を管理する者又はこれに代わるべき者を立ち会わせなければならない。これらの者を立ち会わせることができないときは、地方公共団体の職員を立ち会わせなければならない。
 「地方公共団体の職員」って、どんな人なの?
 
 消防署の職員が「地方公共団体の職員」としての立会人になることが多いようです。
 そして、立会人は傍受の実施に関して、検察官や司法警察員に対して意見を述べることができると規定しています。
 
同条
  第2項
  立会人は、検察官又は司法警察員に対し、当該傍受の実施に関し意見を述べることができる。
 立会人が意見を述べることで傍受が適正に行われるようにしているのね。
 
 この条文の趣旨はそういうことです。
 しかし、立会人は、問題を発見した場合において意見を述べることを義務付けられているわけではありません。そして、検察官や司法警察員も、立会人の意見に従う義務はありません。
 
 えっ、そうなの?
 つまり、立会人は問題のある場合でも黙ってていいし、意見を言われたとしても検察官や司法警察員は無視していいんだ。
 立会人って意味無いんじゃない?
 
 立会人には通信を記録した媒体に封印をするという役割があるので全く不要というわけではないのですが、傍受が適正に行われるようにするという一番重要な役割を果たすことができるのかについては疑問です。
 
 立会人は封印をするためにいるようなもんなんだね。