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「変な法律」管理人のある日の日記です
 
 
 
・「手伝え」と言われたら拒んじゃダメ
「水難救護法」 明治32年3月29日
 
 これは、船が遭難したときの権限や手続き、漂流物や沈没品の取り扱いについて規定した法律です。
 
 古い法律だね。日本は島国だから、ずいぶん前から船の遭難、漂流物や沈没品についての法律があったんだね。
 
 「ちょっと厳しいのでは?」と思う規定があります。
 
第7条
  第2項
  市町村長ハ救護ニ際シ暴行ヲ為シタル者ノ身体ヲ拘束スルコトヲ得
  第3項
  市町村長前項ノ処分ヲ為スニ当リ助力ヲ命セラレタル者ハ之ヲ拒ムコトヲ得ス
 第7条第2項は、船で遭難した人を救護する際に暴行をした者を拘束する権限が市町村長にあると規定しています。
 問題は、次の第3項です。
 
 「市町村長前項ノ処分ヲ為スニ当リ助力ヲ命セラレタル者」は、暴行をした者を拘束するのに協力するように命令された人ってことだよね。そして「之ヲ拒ムコトヲ得ス」は、この命令を拒否しちゃイケナイということね。
 つまり、暴行をした人を拘束するのを「手伝え」と言われた人は拒否できないんだ。
 
 そして、第7条第3項に違反すると罰則が科せられます。
 
第31条
  遭難船舶救護ノ場合ニ於テ左ノ各号ニ該当スル者ハ五十円以下ノ罰金ニ処ス
  第3号
  第七条第三項ノ規定ニ違反シタル者
 命令を拒否したら罰則が科せられるんだ。
 体力に自信のない人は、暴行をした人を拘束するのを「手伝え」と言われたらタマラナイよね。
 
 体力に自信のない人は、近くで船が遭難したら「手伝え」と言われる前に逃げたほうがいいかもしれません。