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「変な法律」管理人のある日の日記です
 
 
 
・警察官はタイヘン
「警察官職務執行法」 昭和23年7月12日
 
 なんかカタそうな法律のタイトルだね。どこが変なの?
 
 まず、現在ではお目にかかれない動物が登場します。
 
第4条 (避難等の通知)
  第1項
  警察官は、人の生命若しくは身体に危害を及ぼし、又は財産に重大な損害を及ぼす虞のある天災、事変、工作物の損壊、交通事故、危険物の爆発、狂犬、奔馬の類等の出現、極端な雑踏等危険な事態がある場合においては、その場に居合わせた者、その事物の管理者その他関係者に必要な警告を発し、及び特に急を要する場合においては、危害を受ける虞のある者に対し、その場の危害を避けしめるために必要な限度でこれを引き留め、若しくは避難させ、又はその場に居合わせた者、その事物の管理者その他関係者に対し、危害防止のため通常必要と認められる措置をとることを命じ、又は自らその措置をとることができる。
 確かに「狂犬」はもう見ることは無いね。「奔馬」って何?
 
 「奔馬」は「ほんば」と読みます。「暴れている馬」という意味です。今では街中で馬を見ることはありませんね。
 
 この法律で制定された当時は、馬が交通手段のひとつだったのかな?
 
 次は、警察官の武器の使用に関する規定です。
 
第7条 (武器の使用)
  警察官は、犯人の逮捕若しくは逃走の防止、自己若しくは他人に対する防護又は公務執行に対する抵抗の抑止のため必要であると認める相当な理由のある場合においては、その事態に応じ合理的に必要と判断される限度において、武器を使用することができる。但し、刑法(明治四十年法律第四十五号)第三十六条(正当防衛)若しくは同法第三十七条(緊急避難)に該当する場合又は左の各号の一に該当する場合を除いては、人に危害を与えてはならない。
  第1号
  死刑又は無期若しくは長期三年以上の懲役若しくは禁こにあたる兇悪な罪を現に犯し、若しくは既に犯したと疑うに足りる十分な理由のある者がその者に対する警察官の職務の執行に対して抵抗し、若しくは逃亡しようとするとき又は第三者がその者を逃がそうとして警察官に抵抗するとき、これを防ぎ、又は逮捕するために他の手段がないと警察官において信ずるに足りる相当な理由のある場合。
 この規定のどこが変なの?
 
 第7条の但書後半に「左の各号の一に該当する場合を除いては、人に危害を与えてはならない」とあります。
 
 そうだね。
 
 それを受けて、次に第1号があるのですが「死刑又は無期若しくは長期三年以上の懲役若しくは禁こにあたる兇悪な罪」という条件を規定しています。
 
 ということは、警察官は「死刑又は無期若しくは長期三年以上の懲役若しくは禁こにあたる兇悪な罪」かどうか判断できなきゃいけないということね。
 
 そうです。警察官は緊迫した状態で、この条件を満たす犯罪が行われているのか、法定刑を判断しなければいけません。まさか、六法全書を持ち歩いているとは思えませんので、法定刑を記憶しているのでしょう。
 
 警察官は、記憶力がよくないとなれないのね。私には、無理だなあ。