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「変な法律」管理人のある日の日記です

・二匹の友情
『あらしのよるに』を観る
 
 先日、レンタルビデオ店に立ち寄ると、映画で観たいと思っていた『あらしのよるに』のDVDが入荷されてたので借りてきた。
  
 これは、同名の絵本を原作にして作られたアニメーションである。だから、誰にでも理解できる内容になっている。
  
 テーマは、二匹の動物の友情である。ただし、一匹は「メイ」というヤギで、もう一匹は「ガブ」というオオカミである。すなわち、喰われる者と喰うものという、奇妙な友情なのだ。
  
 ストーリは、ある「あらしのよる」から始まる。嵐を避けるため入った廃屋で二匹は出会う。真っ暗の廃屋で、お互いがどんな動物なのかを知らず話をしているうちに、友情がめばえ、また会おうということになる。そして、二匹が、ヤギとオオカミということが分かった後も、二匹は友情を深めていく。
  
 とはいうものの、緊張関係はある。ヤギの肉が大好物のオオカミ「カブ」は、しばしばヤギの「メイ」を「獲物」としてみてしまい、思わず襲いかかりそうになる。そのつど「ガブ」は「『メイ』は友達じゃないか」と理性で本能をおさえる。この辺は観ていてつらくなる。
 
 何度か密会をくりかえす二匹だが、やがてそれぞれの一族に知られてしまい、非難される。すなわち、「メイ」の属するヤギの一族からは「オオカミと付き合うなどとはとんでもない」と、また「カブ」の属するオオカミの一族からは「ヤギと付き合うとは裏切り者だ」と。「メイ」は一族から追放され、「カブ」は死刑になりそうになる。
 
 しかし、それぞれの一族のトップが、そうならずにすむ提案をする。「メイ」に対しては「オオカミの行動を『ガブ』をだまして聞き出してくれ。そうすれば我々は安心してくらすことができる。」と提案し、また「カブ」に対しては「ヤギの行動を『メイ』をだまして聞き出してくれ。そうすれば我々は獲物に不自由することはなくなる。」と提案する。要するに、スパイをしろと提案したのだ。
 
 このシーンには感心した。二匹の友情を一族全体の利益のために利用しようとしたのだ。トップに立つ者は考えることが違う。
  
 しかし、二匹は、お互い友人をだますことはできないと、それぞれの一族から決別し、誰も行ったことのない「みどりのもり」へ行く決心をする。だが、そこに行くには雪山を越えなければならない。この雪山のシーンがアニメーションのクライマックスである。
  
 雪山を歩いている途中で「メイ」は力尽きてしまう。そして「メイ」は、数日間何も食べていない「ガブ」に対して「私を食べてくれ」と言う。さらに、裏切り者の「ガブ」を処刑すべくオオカミの群れが追いかけてくる。二匹の運命やいかに?。
  
 と、ここまではよかった。ここからラストまでのストーリは「あれっ?」と思う展開で、ちょっと残念であった。
 
 とはいうものの、絵がとてもよくできているし、キャラクターに感情移入できるアニメーションであった。特にお子さんのいる方にはお勧めである。