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「変な法律」管理人のある日の日記です

・恐ろしい夜
はぢめての不法侵入者
 
 数年前の冬の話である。時刻は、夜の12時をまわっていたと思う。
  
 そろそろ寝ようかなと布団の用意をしていると、玄関の呼び鈴の音。この時間帰ってくる家族はいないはずである。
  
 酔っ払いか誰かのイタズラかなと思って無視していると、しつこく何度も鳴らす。あきらめて、玄関に行くと、今度は扉をドンドンと叩いている。よく聞こえないが、こちらの名前を連呼しているようだ。
  
 ドアにチェーンをかけたまま開けると「警察です。開けてください」との声が。ドアの隙間から外を覗くと、暗闇の中数人の警察官がパトカーの回転灯に照らされていた。
  
 びっくりした。事件があったらしい。
  
 ドアを開けて外に出ると、一人の警察官が「隣の方から、おたくにの庭に不審な人物がいると通報がありまして」と説明してくれた。あらためてあたりを見回すと、庭に2、3人の警察官、そして道路にも警察官の姿が見えた。
 
 ふいに「いたぞおっ!」という声が暗闇を引き裂いた。説明役を含めたすべて警察官が、いっせいにその声の方向へ走っていった。1、2秒経って「道路っ!道路っ!」「道路へ降りた!」という声。不法侵入者は道路に逃げたようだ。道路を走る複数の足音が聞こえてきて、やがて消えた。
 
 一人取り残された自分は、半分放心状態だった。だれもいなくなっから初めて、寒さが身にしみてきた。しかし、警察官が帰って来るまで家には戻れないなと思った。暗闇をパトカーの回転灯が規則的に照らしていた。
  
 5分ぐらい経ったであろうか、一人の警察官が戻ってきた。警察官は「戸締りには、くれぐれも気をつけて」と言って、足早にパトカーに乗って去っていった。
 
 結局、不法侵入者が逮捕されたかどうかは分からなかった。
  
 家に入って一息ついてから、ようやく「不気味さ」がこみあげてきた。「最近空き巣狙いの泥棒が出没している」との回覧板が来ていたので、自分の家も狙われたのかもしれないと思った。
 
 警察官が言ったように戸締りを確認して布団に入ったが、その夜はなかなか眠れなかった。