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Tcl/Tk が開発者の心をくすぐる、鍵となる理由
Tk: Tcl のグラフィカルユーザーインターフェースツールを備えた 簡単な GUITcl はロバストなプログラムを作るのを容易にしてくれるが、 グラフィカルユーザーインターフェースはどうであろうか? ウィンドウ、ボタン、そしてスクロールバーを持った GUI を作ることは、 急いでいるコードプログラマーにとってみれば、喉元の痛みそのもの であろう。Tcl の付随プログラムであるTk (Tool Kit)は、任意のアプリケーション へのグラフィカルユーザーインターフェースを素早く作るための、 開発ツールセットである。Tk は動的であり、実行しながら変更やテストを 行うことができる。 標準的なツールである、ボタン、メニュー、リストボックス、そして スクロールバーと共に、Tk のもっとも一般的な「ウィジェット」 (テキストウィジェットとキャンバスウィジェット)に、人々が Tk を使う 大きな理由がある。 テキストウィジェットは複数のフォントを表示し、他のウィンドウや グラフィカルアプリケーション内の画像を埋め込むことができる。 テキストウィジェットはテキスト領域に適用する "logic tags" を サポートしている。例えば、フォントのような異なった表示属性を タグに設定できる。また、タグに対してイベントハンドラーをバインドする ことができ、ユーザーが決められたテキスト領域をクリックしたときに、 アプリケーションは相当する Tcl コマンドを実行することによって 反応する。 キャンバスウィジェットは、ユーザーのマウス・キーボードアクションに 反応するためのイベントバインディングを持たせた、線分、楕円、 多角形、画像、そしてテキスト要素などのグラフィックスのリスト表示 を提供する。グラフィックスは動的に変更可能で、作ったアイテムを 移動させたり、サイズや色、その他の属性を変更することができる。 Tk キャンバスウィジェットがディスプレイを管理しながら、キャンバスは 高度なグラフィックス記述力を提供してくれる。
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